キチンは1811年にフランスの植物学者であるブラスコーがキノコからアルカリを加熱した際に生まれた物質です。
それから、1823年にフランスの自然学者であるオジールが昆虫の外皮にもそれに似た物質があることを発見しました。
このように、キチンは様々な生物に含まれており、他には菌の細胞膜やイカの軟骨、それからエビやカニの殻などにも含まれています。
今キチンは年間で1,000億トン生物生産されているとも言われているのです。

カニの殻からキチンを取り出すためには、まず含まれているカルシウムを溶かさなければいけません。
そのため、酸を使います。
次にタンパク質を除去するためにアルカリを使います。
これを十分水で洗い流すとキチンを抽出することが出来るのです。
このキチンをもっと濃いアルカリで100度から120度で加熱するとキトサンが作られます。

このキチンを極細の繊維にしたキチンナノファイバーの研究が今注目されています。
成分特性から遅れてきたこの研究ですが、水に均一化させ分解させることによってゲル状にすることが可能となったため、多くの有用性が認められるようになってきたのです。
さらに、キトサンナノファイバーを得られるということも分かっているため、この研究にも同様に期待が寄せられています。